職場での好感度は、仕事にも影響を与えるほどとても重要なものですが、意外とできていない方が多いです。今回は明日からすぐにできる職場での好感度をアップする方法についてお話しします。
職場での好感度をアップする方法
1日の大半を過ごすことになる職場では、良くも悪くもあなたの言動を見られています。ここでは、職場で好感度をアップする具体的な方法についてお話しします。
お礼をしっかり伝える
職場での好感度をアップする方法1つ目は、何かしてもらったときはお礼をしっかりと伝えることです。
伝える方法は、直接言うのがベストですが、電話やメールなどお礼を伝える方との普段のコミュニケーション方法によって変わります。
また、お礼を伝えるタイミングは報告や連絡を受けたときなど、あなたが知ったときがベストです。
理由は2つあって、1つは相手もお礼が来ることを期待しているから、もう1つはあなたの感動が伝わりやすからです。
相手も期待していると言うのは、お礼を言われるのを待っていると言うより、ちゃんと伝わったかを知りたいと言う気持ちからです。
そのため、「このあとの仕事がとっても捗る、ありがとう」など”なぜ、お礼をいうのか”を言葉で添えると効果的です。
さらに相手は、自分がしたことがあなたにどれくらい影響があるのかを知る術がありません。
なので、自分がどれくらい嬉しいかを言葉で伝えることで、相手は役に立ったことを自覚できるようになります。
あなたの感動が伝わりやすくなるのは、嬉しい気持ちは時間と共に薄れていくので、尚更早い方がいいと言うことです。
人の感動は伝播します。もらい泣きなどがいい例ですが、あなたが興奮気味にお礼を伝えることで嬉しさが言葉から伝わりやすくなります。
建設的な意見として伝える
職場での好感度をアップする方法2つ目は、言いにくいことを建設的な意見として伝えると言うことです。
ただ、言うのは簡単ですが、なかなかできず悶々としている方も多いのではないでしょうか。
ポイントは建設的な意見とは何かということを考えることと、伝える相手の建設的な意見とは何かを考えることです。
そもそも建設的な意見とは、批判的な話を伝えるときの伝え方で批判にも建設的な意見にもなります。
ミスの多い報告書に対して「間違えないでちゃんと報告してよ」と言いたいところを「この表現にした方がわかりやすいよ」と伝えれば批判にはなりません。
よく自分がされたら嫌なことを人にはするなと言われますが、人はなんだかんだ言いながら結局はやってしまいます。
理由は、自分本位の解決方法になっているためで、そこには伝える相手がいないからです。
伝え方は人によって違います。同じ言い方をしてもAさんは好意的に受け取ってくれても、Bさんは批判として受け取るかもしれません。
そのため、伝える相手にとっての建設的な意見は何かを考えることがとても重要です。
もし、「そういうの面倒だなぁ」と感じたあなたの意見は批判として受け取られている可能性が高いです。
人は批判されていると感じると無意識に逃げようとするので、ほとんどの場合で話は聞いていません。
話を聞いてないと感じるあなたは、さらにわかってもらおうと話をするので話が長くなり、それでも伝わらないと怒りに変わり、結果、批判になってしまいます。
日頃から挨拶をしっかりと
職場での好感度をアップする方法3つ目は、日頃からしっかりと挨拶をするというものです。
当たり前だと思うかもしれませんが、職場では意外にできていない人が多く、できていない人の多くの挨拶は相手に伝わっていません。
では、具体的にどうすればいいのかというと、可能な限り相手の顔を見て挨拶することです。
声をかけなくても目を見て笑顔になるだけでも挨拶と言えます。顔を見て会釈するだけでもあいさになります。
大事なことは、あなたが挨拶しているということが相手に伝わることで、伝わるなら方法はなんでもいいのです。
これとても重要なことで、相手に伝わらない挨拶は当然挨拶だと思われないので、結果的に「挨拶しない人」認定されてしまいます。
「あなた」が基準ではなく「伝える相手」が基準になると必然的にどう伝えればいいかを考え、試行錯誤することでより良い伝え方が身につきます。
女性に「好き」と伝えなければ、女性はあなたが好きだということを知ることはありません。
ただ、いきなり「好き」と伝えても伝わりにくいので、デートに誘ったり極力そばに居たりして暗に「好き」を伝えていきます。
伝えるという意味では全く一緒で、どうすれば自分の思いが正確に伝わるかを相手目線で考えられれば成功する確率はぐんと上がります。
普段から人の言動に興味持つことが最も重要
今回は、職場での好感度をアップする方法についてお話ししました。
ポイントを3つお話ししましたが、共通するのは「伝える相手のこと」をしっかり考えることです。
喧嘩する理由で最も多いのが「売り言葉に買い言葉」で、言われた一言に対して瞬間的に反発することから始まります。
これは相手のことを考えて行動していない典型的なケースですが、職場で同様のことを想像してみて欲しいのです。
表立って喧嘩はしませんが、喧嘩と同じくらい雰囲気が悪くなるのはおわかりいただけたのではないでしょうか。
まずは伝える相手のことを考えてください。どうしたら正確に伝わるかをしっかりと考えてから伝えるようにします。
勘のいいかたはお気づきだと思いますが、そうなんです、普段から相手がどんな人かということに興味を持っていないとできないのです。